BLOG No. 79
派遣社員と契約社員の違いを解説!派遣社員に軍配!?

職探しをしていると、雇用形態に「派遣」とか「契約」といった記載がされていますが、明確な違いって意外と知られていません。
派遣社員と契約社員では、雇用形態だけでなく「待遇面」や「条件面」でも、色々な違いがあります。
派遣と契約、それぞれの雇用形態によって、メリットとデメリットがありますから、職探しをするときは慎重な判断が必要です。
派遣社員と契約社員の違い
派遣社員と契約社員の大きな違いは「誰から雇用されているか?」という、いわゆる雇用主の違いです。雇われかたの違いです。
【派遣と契約社員の違い】
- 派遣社員:派遣会社と雇用契約を結ぶ。派遣先との条件交渉は派遣会社が行う
- 契約社員:仕事をする会社と直接雇用契約を結ぶ。条件交渉は自分で直接行う
働く前に大切なのが「条件交渉」です。契約を結んでしまったら、その後の条件変更はほぼ不可能なので、契約前の交渉が重要になります。
派遣社員として働く場合は、派遣会社というプロが派遣先と交渉してくれますが、契約社員として働く場合は、自ら直接交渉しなければならないので、不利な条件になりやすい可能性もあります
派遣社員のメリット・デメリット
それでは、派遣社員として働くときの「メリット」「デメリット」を紹介します。
【メリット】
- 派遣会社が条件交渉などをしてくれる
- 派遣契約が終了しても派遣会社が次の仕事を紹介してくれる
- サービス残業などする必要がない
【デメリット】
- 時給制なので休んだりすると給料が減る
- 閑散期などは出勤時間を短縮されることがある
- 交通費・ボーナスなどは支給されない
- 人員削減のとき、真っ先に契約解除される
派遣社員でも安定した働き方については「派遣社員なら「無期雇用派遣」を目指してみては?安定した働き方です」で紹介しています。
契約社員のメリット・デメリット
次に、契約社員として働くときの「メリット」「デメリット」を紹介します。
【メリット】
- 月給制や年俸制になることが多いので、収入は安定する
- 交通費や賞与が支給される(条件により異なるので要確認)
- 派遣社員より重要な仕事を任される
- 正社員になれる可能性がある
【デメリット】
- 条件交渉など、すべて自分で行わなければならない
- 契約終了になると、次の仕事は自分で探す必要がある
- サービス残業など仕事に追われることがある
- 成果や能力が足りないと判断されると、あっさり契約を打ち切られる
派遣社員として働いていて、契約社員にと誘われることもあります。
それなりにデメリットはあるので「派遣から契約社員になるなら覚悟が必要です!スパッと切られる可能性も」の中で解説しています。
こちらにも目を通されておくことを、おすすめします。
いざというとき、派遣会社に頼れる
派遣社員と契約社員、それぞれにメリットとデメリットがあるんですが、まずは「派遣社員」で働くことをおすすめします。
条件面の交渉や、就業中に困ったことがあっても、派遣会社に任せられるからです。とくに交渉ごとについては、相手はプロですから、自分で交渉するのはとても危険だというケースもあります。
また、能力や成果が給料に伴っていなければ、あっさり契約解除されますから、仕事に対するプレッシャーは正社員以上かもしれません。
まずは派遣社員として働きながら、正社員を目指していくのもいいでしょう!
派遣会社に登録して、スタッフと相談しながら「自分の希望」に合った仕事を探していくといいですよ。