BLOG No. 57
派遣から転職「紹介予定派遣」で正社員を目指す道!
大企業でも「40~50代」の正社員が普通にリストラされる時代ですから、一度会社を辞めたら「条件の良い正社員」として転職するのは、難しいのが現実です。
転職先を探しているうちに時間だけが過ぎていき、やがて貯金もなくなっていく。そんな悪循環になっていく人も多いです。
長らく正社員で働いていると「派遣」という言葉に嫌悪感を示す人もいますが、じつは派遣の方が仕事を見つけやすかったします。「紹介予定派遣」というものを利用すれば、派遣から正社員へ転職することもできますし、転職先の環境を見極めることもできます。
中高年にとって「転職」の現実は厳しい
40~50代の中高年にとって、正社員から正社員への転職は、とても厳しいのが現実です。スキルや経験を買われて「引き抜き」される以外は、条件を下げて再就職先を探すのが実情ではないでしょうか。
とはいえ、仕事先を見つけるために条件を下げ過ぎると、今度は長続きしなくなります。
転職先が見つかるまで「派遣でつなぐ」という考えもありますし、実際そうしている人もいます。さらに、派遣でも「紹介予定派遣」で働くことは、再び正社員として働く道筋になります。
「40代になったら派遣か?正社員か?どちらもスキルアップが鍵になる」もぜひ参考にしてみてください。
紹介予定派遣を利用してみる
「紹介予定派遣」とは、派遣先に直接雇用されることを目的に、一定期間は派遣社員として働く仕組みです。
【紹介予定派遣の仕組み】
- 派遣社員として働く(3~6ヶ月)
- 派遣期間終了後、派遣先と派遣社員本人の双方が合意すれば、直接雇用へ
- 派遣期間中は、派遣会社を通じて相談ができる
- 派遣期間中の給料は、時給で支払われる
紹介予定派遣という仕組みは、派遣先と派遣社員本人にとって「見極め期間(お試し期間)」ですから、もちろん直接雇用を断ることもできます。
紹介予定派遣のデメリット
紹介予定派遣には、もちろんデメリットもあります。
- 応募できる求人数が少ない
- 応募するまで会社名が分からない
- 必ず雇用されるとは限らない
- 給料が下がってしまうケースがある
一般の派遣にくらべると、紹介予定派遣の仕事は「募集が少ない」です。とはいえ、普通に転職先を探すよりも確率は高いです。
また、紹介予定派遣の募集案内には「会社名が記載されていない」ことが多いです。ただ、派遣会社のスタッフと仲良くしておけば、こっそり教えてくれるかもしれません。
たとえ一定期間働いたとしても、必ず正社員として雇用されるとは限りません。派遣先から断られることもあります。もちろん、派遣された本人からから断ることもできます。
派遣期間の給料は「時給」で支払われます。派遣の時給というのは「交通費」「ボーナス」を上乗せした感じで、少し高めに設定されているのが普通です。正社員になったら一月あたりの収入が下がることもありますが、派遣会社を通じて事前に相談することもできます。
紹介予定派遣のメリット
それでは最後に、紹介予定派遣のメリットをお伝えします。
- 給料を貰いながら派遣先を見極めることができる
- 条件や希望の交渉は、派遣会社がやってくれる
- 使用期間中の時給は、通常の派遣よりも高め
正社員になるまでの間、収入が途切れずに、派遣先の会社をじっくり見極められることは、非常に大きなメリットです。正社員になってもスムーズに仕事を進められます。
さらに、正社員になる前の派遣先との交渉は、すべて派遣会社が行ってくれるのも大きいです。派遣期間中に気になったことは、派遣の担当者に伝えておきましょう。
しかも、紹介予定派遣の時給は、通常の派遣よりも「高めに設定されている」ことが多いです。