BLOG No. 40
あえて正社員にならない人が増えている?派遣として働くメリット
いま労働者にとって、時代の転換期を迎えています。あえて正社員にならず、かといって起業するわけでもなく、自分のペースで仕事をする人が増えています。
【これから正社員どうなる?】
- 正社員という働き方がなくなっていく
- 終身雇用制度はすでに崩壊している
- 正社員の賃金優位性がなくなる(同一労働同一賃金)
- 単純な仕事は「AI」に奪われていく
あと数年もすれば、あえて正社員にならないという流れは、一気に加速していくでしょう。逆に言うと、いま正社員でない人にとってはチャンスです。
正社員ではなく派遣で働くメリットについて、今回はお伝えしていきます。
複数の収入源を作ることができる
正社員という働き方だと、収入源は「会社からの給料のみ」ということになります。しかも、正社員ですら安定しないという時代になったので、収入の柱が1つしかないのは危険です。
【派遣で働くとこうなる】
- 派遣アルバイト、パート:働く時間や日数を調整しながら、ダブルワーク(掛け持ち)がしやすくなる
- 派遣社員:サービス残業がなく、定時に仕事が終われるので、副業したりスキルアップの勉強をする時間がある
収入源を2つ以上にしたいなら、派遣で働くという形が理想的です。「派遣+派遣」「派遣+フリーランス」「派遣+アルバイト」のような働き方が主流になっていきます。
複数の派遣会社に登録するメリットについて「派遣登録を複数しておくメリットと注意点!複数登録OKです」で解説しています。
しかも、近い将来、正社員という働き方はなくなると「厚生労働省」が主張しています。
2035 年の企業は、極端にいえば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジェクトが終了するとともに、別の企業に所属するという形で、人が事業内容の変化に合わせて、柔軟に企業の内外を移動する形になっていく。
その結果、企業組織の内と外との垣根は曖昧になり、企業組織が人を抱え込む「正社員」のようなスタイルは変化を迫られる。 もちろん、プロジェクトによっては何十年と続く場合もあるだろうし、終わりが明確でない場合も少なくないだろう。
また、一つのプロジェクト終了後もその企業の別プロジェクトに参加するなど、長期に渡って一つの企業に所属し続ける人も存在するだろう。 企業に所属する期間の長短や雇用保障の有無等によって「正社員」や「非正規社員」と区分することは意味を持たなくなる。
厚生労働省「働き方の未来2035」
正社員のメリットが薄れてきた
そもそも、正社員として働くメリットは、徐々に減ってきています。「雇用の安定性」が正社員である最大のメリットでしたが、今はその安定性もなくなってきています。
【正社員が不安定になる理由】
- 終身雇用制度の崩壊
- 大規模なリストラ
- 大半の仕事を「AI」が担う
しかも「同一労働同一賃金」が導入され(2020年4月以降)、正社員だから派遣よりも給料が高いという流れもなくなります。つまり、同じ仕事内容なら、同じ給料になるということです。
正社員が高い給料を貰おうとしたら、今よりも働かざるを得なくなり、さらに労働条件が過酷になるかもしれません。
スキルを身につける時間ができる
派遣で働くようになると、時間的なゆとりができます。その時間をどのように使うかは個人の自由です。
【有効な時間の使い方(一例)】
- 仕事を掛け持ちする
- 副業をする
- 余暇を楽しむ
- スキルアップの勉強をする
厚生労働省も主張していますが、これから雇用が流動的になっていきます。そうなれば「必要とされる人材」に仕事が集中していくことは、容易に想像できます。
スキルアップの勉強をしたり、副業で経験を積むことは、とても有意義なことです。こういった時間の使い方は、正社員という働き方ではなかなか難しいので「派遣で働きながら」という人が増えてきています。