BLOG No. 36
派遣から契約社員になるなら覚悟が必要です!スパッと切られる可能性も
派遣社員として働いていると、派遣先から直接雇用をしたいと打診されるケースがあります。それはもちろん、人柄やスキルを認められているからです。
しかし、直接雇用されるとき、正社員ではなく「契約社員」として採用されることが多いです。
契約社員になると、派遣社員とは違うメリットやデメリットがあります。契約社員になって起こり得る注意点も、合わせてお伝えしていきます。
直雇用の注意点については「派遣から直雇用の誘いを受けたら要注意!デメリットを知っておこう」を参考にしてください。派遣会社を通さず直接雇用の話をされたときは、必ず派遣会社に相談しましょう!
契約社員になってから起こり得るケース
派遣社員と契約社員の違いは、主に3つです。
- 雇用先:契約社員は派遣先が雇用主
- 契約の長さ:契約社員の方が長い
- 給与形態:契約社員は月給制
契約社員になると、就業先の社員になるので、派遣社員では起こらなかったケースも想定しておきましょう。
契約社員でも派遣社員と同じで、契約が切られるときは「スパッ」とあっさり切られます。派遣社員なら、再び派遣会社が仕事を紹介してくれますが、契約社員の場合は自分で探さなければなりません。
【契約社員が契約を切られる3大ケース】
- 仕事のレベルに追いつけない:社長や上司からレベルが見合ってないと思われる
- 会社の業績が悪化:人件費カットの矢面に立たされるのが契約社員(真っ先に切られる)
- 上司に嫌われる:一番多いケースかもしれません
契約社員のほうが安定しているとは限らない
派遣社員の多くは「3ヶ月毎」に契約を更新されますが、契約社員は「半年~1年単位」で契約を結ぶことが多いです。そのため、契約社員のほうが安定していると思われがちです。
前述しましたが、契約社員であっても「あっさり契約を切られる」こともありますから、決して安定しているわけではありません。
契約社員 | 派遣社員 | |
給料 | 月給 | 時給 |
雇用主 | 就業先 | 派遣会社 |
契約期間 | 半年〜1年 | 3ヶ月 |
ボーナス | 出る場合もあり | 出ないことが多い |
サービス残業 | あり | なし |
契約期間が短めである派遣社員は、不安定な印象を持たれがちですが、たとえ契約更新がされなくても、派遣会社が次の仕事を紹介してくれます。ですから、派遣社員として働いていれば、基本的には「仕事に困る」ということはありません。
逆に、契約社員が契約を打ち切られるということは、正社員がクビになるのと同じことです。自分で仕事を探さなければいけません。
契約社員になるメリットを確認しよう
もちろん、派遣から契約社員になるメリットもあります。
最大のメリットは「契約期間の長さ」です。派遣社員よりも長期の契約であるので、派遣社員よりは精神的に安定して働くことができます。
給料に関しても、契約社員になると「月給」になるので、安定した給料が毎月振り込まれるというメリットがあります。出勤日数が減ると給料も下がるという不安はなくなります。
契約内容によっては、契約社員でもボーナスが支払われる場合もあります。契約社員になるときは、契約内容をよく確認しておきましょう。とはいえ、契約社員がボーナスをもらえるケースは、まだまだ少ないのが現状です。