BLOG No. 20
派遣の確定申告のやり方&確定申告が必要な場合とは
派遣で仕事をしていても、確定申告が必要な場合があります。
- 源泉徴収されているか
- 年末調整の手続きをしたか
この2点は、派遣で働くときに覚えておきたいポイントです。
派遣でも確定申告が必要なとき
毎月の給料から源泉徴収(所得税が天引き)されていて、かつ年末調整の書類を派遣会社に提出した場合(11月末頃)は、確定申告をする必要はありません。
ただし、主の仕事とは別で、副業をしていたり、掛け持ち(ダブルワーク)をしている場合は、そちらの収入が年間20万円を超えると、確定申告が必要になります。
また、住民税については、20万円以下であっても申告が必要なので、市役所で申告する必要があります。
【確定申告が必要な場合】
- 給料から源泉徴収(所得税の天引き)がされていない
- 派遣会社で年末調整の手続きをしていない
- 派遣会社に年末調整の書類を提出し忘れた
- 年末調整の書類を提出する前に退職した
- 副業の年収が20万円を超えた
- 派遣を掛け持ちしている(源泉徴収されていない方は確定申告が必要)
確定申告に必要な書類
確定申告をするにあたって、必要な書類がいくつかあります。
【確定申告に必要な書類】
- 源泉徴収票(複数の派遣会社で働いていたら、すべての源泉徴収票が必要)
- 銀行の預金通帳、もしくはキャッシュカード
- 銀行の届出印
- 保険料控除証明書(生命保険や損害保険に加入している場合)
- 控除に必要な領収書(医療費など)、契約書 etc
源泉徴収をされていても「年末調整の手続き」を行えなかったときは、確定申告をすることで税金の還付を受けられる可能性が高いです。
まずは、源泉徴収されているかどうか、給料明細でチェックしてみましょう。
保険料控除証明書は、10月中旬~11月下旬にかけて発送されることが多いので、届いていない場合は保険会社に確認してみてください。また、保険料控除証明書を紛失した場合には、すみやかに再発行を依頼しましょう。
医療費の控除は、1月1日~12月31日までの1年間で支払った医療費の総額が、10万円を超えた場合に受けられます。
総所得金額が200万円未満の場合は、総所得金額の5%を超えた場合に、医療費控除を受けられます。
(たとえば年収が100万円だった場合、年間の医療費が5万円を超えると控除を受けられる)
確定申告のやり方(税務署かインターネットで行う)
確定申告はいつでもできるわけではありません。申告する期間が決まっています。
1月1日~12月31日までの収入を、翌年の2月16日~3月15日の期間中に申告します。
- 例)2019.1.1~12.31までの所得 → 2020.2.16~3.15の間に申告
申請の方法は2通りあり、税務署で行うか、インターネットで行うかです。
税務署で申請する場合は、自分の住民票がある自治体の税務署で行います。国税庁のホームページから「確定申告の用紙」がダウンロードできるので、あらかじめ記入しておくとスムーズに申請が行えます。
また、期限ギリギリになると大変混雑するので、なるべく早めに行くことをおすすめします。忙しくて税務署に行けないとき、混雑を避けたいときなど、インターネットによる手続きをおすすめします。