BLOG No. 12
派遣で働くと税金の天引きには注意!
所得税と住民税で違いがあります
派遣で仕事をするとき、税金の天引きには注意をしておきましょう。
派遣で働いて納める税金には「所得税」と「住民税」の2つがあり、住民税については天引きされないケースも出てきます。
すでに派遣会社で働き始めているなら、給料明細でチェックするか、派遣会社に問い合わせしてみましょう。
住民税については、天引きされないこともあり、知っておかないと後々トラブルになるので注意が必要です。
天引きされるのは「源泉徴収(所得税)」「住民税」
給料から天引きされる税金は「所得税」と「住民税」なんですが、一般的に「源泉徴収」と呼ばれているものは「給料から天引きされる所得税」のことです。
派遣会社には源泉徴収義務というものがあるので、毎月の給料が一定額を超えたら「源泉徴収(給料から天引き)」されることになります。
【所得税の天引き】
- 月の給与所得が「88,000円」を超えると源泉徴収される
- 年間の給与所得が「103万円」以下なら、非課税となる
- 年末調整で税金の還付が受けられる
- 年末調整ができないときは確定申告をすれば還付金を受け取れる
【住民税の天引き】
- 前年の所得(1月~12月)に応じて算出された税額を、6月~翌年5月にかけて毎月支払う
- 前年の所得が「100万円」以下のときは、非課税となる
- 天引きされるかどうかは、派遣会社によって異なる
住民税が天引きされることを「特別徴収」といい、住民税を自分で支払うことを「普通徴収」といいます。
自分で支払う「普通徴収」は、一括もしくは、四分割での支払いになるので、毎月天引きされる「特別徴収」よりも、一回に支払う負担は大きくなります。
税金は待ってくれないので、突然の出費に慌てることも出てきます。住民税の納税方法については、派遣会社に確認をしておくといいですよ!
派遣会社には「住民税」を天引きする義務がない
前述したとおり、住民税については派遣会社が「徴収する義務」がないので、それぞれの会社によって対応が異なります。
住民税も天引きされる(特別徴収)ならいいのですが、給料から天引きしない派遣会社もあります。そうなると、自分で住民税の支払いを行う必要があるので、気をつけましょう。
所得税は天引きされているど、住民税は天引きされていない、ということもありますので、一度「給料明細」をチェックしてみてください。
住民税の天引きには要注意!
正社員で働いていたときは、住民税についても天引きされているのが当たり前だったので、派遣で働くようになったら、住民税については注意しておきましょう。
- 天引きされていると思い込んでいたら、じつは天引きされていなかった・・・
- そして、いきなり「納税通知書」が届いた・・・
こういうケースは、ホントよくあります。
役所から納税通知書が届いて「大慌てする」ということを避けるためにも、住民税の支払いには注意が必要です。不明な点があれば、派遣会社に問い合わせてみましょう。
また、派遣会社に登録するときは、事前に住民税の取り扱いについて質問しておくといいですよ。